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UNIVERSALCENTURY299

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GREEN-DAY 6 「閃光」



機動戦士To-ChangGUNDAM外伝
第302小隊GREEN-DAY

第6話「閃光」

GD




クリシュナ・シヴァ大佐



ブジュン基地指令。
若干27歳のキャリア組である。

若くして出世した為、煙たがられる事も多々あった。


ロビン・ヒーセ大佐もその一人である。


チャンチュンには彼が率いる防衛中隊が仮設基地を建設し、
ジオン軍と睨み合いを続けていたが、
彼にはクリシュナのように指令権限を与えられておらず、
常にブジュン基地からの支持を必要としていた。

それがヒーセ大佐にとって面白くなかったのである。






トモ   「チャンチュン駐留防衛警備隊より入電です。・・・え?
       
       『我が隊所属小隊イエロー・モンキーがミノフスキー粒子高濃度地帯で音信不通状態。』
       
        グリーン・デイに捜索要請のようです。」



クリシュナ「なんだと!?・・・・・・・くそっ。ヒーセのやつ、サカリやがったな?」


ミイ    「どうしましょう?」


クリシュナ「無視する訳にもいかんだろう・・・グリーン・デイに入電!!サルが迷子だとな!」


ミイ    「了解。」














ハギョウ「イエロー・モンキーが先行して音信不通!?
          ・・・了解!!任務と平行して捜索に当たります。」


アニス 「ヒーセ大佐ですか?」


ハギョウ「巧を焦ったようだ。今に始まった事じゃないけどな。」


ミッキー「この分だとディッシュからの連絡も遅らされてる可能性もありますね。」


キム  「うん、音信不通の連絡のタイミングが良すぎる。」


ハギョウ「俺達がここでウダウダ言っても仕方無い。
          イエロー・モンキーの捜索も平行して行うぞ!」


アニス・キム・ミッキー「了解!」




















ミッキー 「ここは・・・まだ前回の戦闘の処理がぜんぜん済んでいないですね・・・。」


ハギョウ 「この調子だと、金属センサーも役に立ちそうにないな。アニス、どうだ?」


アニス  「ダメです。残骸に反応して一面レッドです。
          ここはソナーとサーモに頼った方が良さそうですね。」


キム   「ミノフスキー粒子も戦闘濃度を大きく上まってます。
                  離れると通信すら怪しいですよ。」


ミッキー 「こうなるとグリーン・デイもただのMS小隊だな。」


アニス  「完全に有視界戦闘になりそうですね。」


ハギョウ 「自分の目だけが頼りか・・・・。よし、無駄口はやめて集中するぞ!
            アニス、センサーに変化があれば即知らせろ。」


アニス  「分かってますよ。その為にココに居るんですから。
                        って・・・・・え!?」


ハギョウ 「? どうした?」


アニス  「救難信号です!近い!・・・・・・・イエロー・モンキーからです!」


ハギョウ 「!どこだ!?」


キム   「見えました!隊長!こっちです!!
       ・・・・・・・・・・ひでえ。全滅じゃねーか。
               オイ!生きてるヤツいねぇのか!!?」



それは、戦闘の跡というより、一方的にいたぶられた。そんな感じの現場だった。

イエロ・モンキー小隊のGMは全機足を切り取られ、コクピットを微妙に外して攻撃されている。

生かさず。

殺さず。

楽しむように・・・・・・・・・・・・・・・・・。





ガ・・・ガ・・ガ・・・・・ガピ・・に・・・・ガ・・ろ・・・・・・』



キム   「! 隊長!陸GMに生存者です!オイしっかりしろ今助けるぞ!!」


ハギョウ 「・・・・・・・・・・・ここは一度引いた方が良さそうだな。」


アニス  「そうですね。生存者の救命を優先しましょう。」


キム   「・・・・・・・・・・?なんだ?コレ?隊長、GMに何か書いてあります。」


ハギョウ 「なに?」


キム   「文字?・・・・・・・・・漢字か。漢字の『凶』のようですね。」


ハギョウ 「!!」















「おい!あのコロンブス級、被弾してるぞ!!」



「・・・・・・・・ニゲロ・・・・・・・・・」


「なんだ?文字?」


「・・・・・・・・ニゲロ・・・・・・・・・」


「漢字のようだ・・・・・・・・キョ・・ウ?」


「・・・・・・・・ニゲロ・・・・・・・・・」










『・・・・・・・・・・・・ニゲロ・・・・・・・・・・・!』









ハギョウ 「キム!そのGMから離れろ!!!」


キム   「え?」








・・・・・・・・・・

次の瞬間、キムのMSは、「凶」の文字が書かれたGMと共に閃光に消えた。










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